進捗02_アスベスト除去@瀬底


今回のリフォーム。
メインの1つはやはり天井を落として小屋組みを見せること。

先月、海洋博公園の「おきなわ郷土村」に赴き、たくさんの琉球古民家をみて回った。どの古民家も、1番座、2番座は天井があるけど、土間リビング部分は、どれも小屋組みが見えていた。当時を思うと、単純に手間とかコストの理由で、せめておもてなしの和室部分だけでもせめて天井を貼らなきゃ、という事だったのかもしれない。
海洋博公園の琉球古民家をみてまわって、このお家の元の姿、、ではないけれど、これで良いのだ、という確信にいたる。

自力DIYが基本で、壁や収納は自力で解体したけど、天井はそもそも危なそうなので、、プロにお願いする事に。
見積のために工務店さんをご案内すると、天井材の建材が随分古いので、アスベスト含有検査をして証明書がないと廃棄できない、との事に。
長く設計に関わっているけど、現場レベルで「アスベスト」という言葉を初めて聞き驚く。も、結果は、含有。。。
いろいろ調べると。アスベスト建材には主に「拡散性」と「比拡散性」の2種類あるみたい。「拡散性」は吹付けアスベスト。「非拡散性」は成形建材に含有されているモノ。今回は後者。前者の「拡散性」の場合は、沖縄県内では処分できず、内地まで運ぶらしい。。
天井撤去の想定コストも、かなり高価に。。
頭を切り替えて、社会勉強代とすべく、処分するところまで見届ける予定。比拡散性の処分は糸満で行う、との事。瀬底から糸満へ。沖縄縦断。

昨日、アスベスト除去の専門業者さんに入っていただき、完全養生をした上で、一気に撤去となりました。近づけなかったので、解体中の写真はとれず。。
これからこの天井野縁等も撤去しつつ、プリミティブな琉球古民家を目指してみます。